クッキーナッツが選ばれる理由 Vol.2 ~写真編集とアルバム制作のこだわり
こんにちは、スタジオパパです。
「クッキーナッツが選ばれる理由」シリーズ第2弾として、今回は写真編集とアルバム制作へのこだわりについてお話しします。
ただし、アルバムについてお話しする前に、クッキーナッツの土台を支えた「ロケーション撮影」のエピソードを紹介させてください。
クッキーナッツの原点
~ロケーション撮影と写真集への挑戦~
クッキーナッツ創業の7、8年前、私たちは近くの公園で「ベビー&キッズキャンペーン」という夏限定のロケーション撮影を行っていました。このキャンペーンは、初めは38名の参加者からスタートしましたが、後には512名もの参加者が集まる大イベントへと成長しました。その際、特に評判だったのが、私が自作した写真集です。
ロケーション撮影の舞台
ロケーション撮影の場所は、小田銀座商店街近くにあった「小田7丁目公園」を中心に、ときには幸区の「夢見ヶ崎公園」や鶴見区の「入船公園」などにも足を運びました。これらの公園はそれぞれ独特の魅力があり、親御さんや子どもたちに大変人気のスポットでした。
例えば、撮影は滑り台に集合するところから始まり、公園を1周する流れで進めました。1周するのにかかる時間は約20分。その間に撮影した写真をまとめて1冊の写真集を作成するスタイルでした。この短時間で完成度の高い写真集を作る手法は、多くのお客様に喜ばれました。
しかし、この舞台が決まったそもそものきっかけは意外な場面からでした。
小田7丁目公園で生まれたロケーション撮影のアイデア
ある夏の日、1歳の男の子のお子さんをスタジオで撮影していたときのことです。私と私の母親で撮影を進めましたが、男の子は泣き出してしまいうまく撮れませんでした。当時、スタジオは締め切っていて暗く、また男性カメラマンの私と年配の母とで、きっと怖かったのでしょう。無理もありません。
そこで、お母さんに「普段よく遊んでいる場所はどこですか?」と尋ねたところ、「小田7丁目公園」とのこと。そこで、「それなら公園で撮影してみましょう!」と提案し、急遽ロケーション撮影を行うことになりました。
外に出ると、男の子はすぐに泣き止み、いつものように公園で遊び始めました。お砂場で夢中になったり、滑り台に挑戦したりと、楽しそうな表情を次々に見せてくれました。わずか30分足らずで、自然な笑顔や生き生きとした姿をたくさん撮影することができました。
この経験をきっかけに、「お子さんがリラックスして遊びながら撮影できる環境を作ることが大切なのではないか」と気づき、ロケーション撮影が撮影メニューに加わることになったのです。
全国1位に輝いた自作アルバム
このアルバムは、**2007年度富士営業写真コンテスト アルバム部門で全国1位**を受賞しました。この受賞は、私たちにとって大きな励みとなり、アルバム制作への情熱をさらに深めるきっかけとなりました。
進化するアルバムデザイン
この手のひらサイズの写真集は、次第にサイズアップし、形を変え、ページ数を増やしながら進化してきました。その結果、現在の3つのアルバム商品が誕生しました。
1. エクレール ~創業以来のロングセラー~
シンプルで洗練されたデザインと高い耐久性を誇るアルバムです。多くのお客様に世代を超えて愛され続けています。
お客様の声
「シンプルで飽きのこないデザインなので、リビングにも飾っています。家族みんなで楽しんでいます。」
2. シフォン ~表紙にサプライズのオフショットを加えた大人気アルバム~
ソフトタッチの表紙が特徴で、軽やかで親しみやすいデザインです。表紙にはサプライズとしてオフショットが加わり、特別感を演出します。
お客様の声
「普段見られない顔や手のアップが印象的で嬉しかったです。家族の自然な表情が収められていて、開くたびに笑顔になります。」
3. マドレーヌ ~A4サイズのスタンダードアルバム~
日常の写真をまとめるのに最適な、使いやすいシンプルなデザインです。親しみやすいスタンダード商品として多くの方に支持されています。
写真編集のこだわり
~素の美しさを活かしながら、統一感を生み出す仕上げ~
1. 写真の明るさと色調を自然に調和
撮影時の雰囲気をそのままに、明るさやコントラストを微調整します。例えば、室内の柔らかな光を活かしつつ、被写体が際立つように調整します。各ページが違和感なくつながるよう、色調を丁寧に整えます。
2. 写真本来の魅力を引き出す補正
余分な色かぶりを取り除き、写真の質感を損なわないように微調整します。例えば、白い衣装が黄ばんで見えないように整えたり、逆光で暗くなった表情を自然な明るさに仕上げます。
3. ページ全体のバランスを考えた配置
1枚の写真が際立つだけでなく、アルバム全体の流れがスムーズになるよう構成します。例えば、アクティブなシーンの後に静かなワンシーンを配置することで、リズムとストーリー性を生み出します。
アルバム制作のこだわり
~写真の流れを大切にするデザイン~
1. インパクトのあるカットを表紙に
最も印象的な一枚を表紙に配置し、アルバムを開いた瞬間から惹きつけるデザインにしています。
2. 見開きページで動きを表現
例えば、子どもが走る姿やジャンプする瞬間など、連続した写真を見開きに配置することで、アルバムにダイナミックな動きを加えています。
3. 最終ページでフェイドアウトするイメージ写真を配置
アルバムの締めくくりとして、思い出がやさしく余韻を残すような写真を選び、静かに終わる演出を施しています。
4. 耐久性と品質にこだわる製本
長期間の保存を想定し、色褪せしにくい印刷技術と丈夫な製本を採用しています。
アルバム制作のプロセスと8週間の納期
クッキーナッツでは、お客様の大切な思い出を最高の形でお届けするため、以下のプロセスでアルバムを制作しています。
1. 撮影~写真選定(当日~1週間)
撮影後、当日のうちに専用ルームでお客様と一緒に写真を選び、アルバムに収めるカットを決定します。後日ご自宅でセレクトできるプランも人気です。
2. レタッチ~編集(2週間)
選定された写真は、撮影時の雰囲気をそのまま活かしながら、明るさや色調を微調整し、ページ全体がバランスよく統一されるよう配慮します。例えば、室内の柔らかな光を活かしつつ、被写体が際立つように調整します。また、余分な色かぶりを修正し、白い衣装が黄ばんで見えないよう整えたり、逆光で暗くなった表情を自然な明るさに仕上げます。さらに、1枚の写真が際立つだけでなく、アルバム全体の流れがスムーズになるよう構成し、アクティブなシーンの後に静かなワンシーンを配置することで、リズムとストーリー性を生み出します。
3. プリント・製本(3週間)
編集が完了したデータは、高品質なプリント技術を用いて印刷されます。長期間の保存を想定し、色褪せしにくい印刷技術と丈夫な製本を採用しています。アルバムの表紙には最も印象的な一枚を配置し、開いた瞬間から惹きつけるデザインにしています。見開きページでは、例えば子どもが走る姿やジャンプする瞬間など、連続した写真を配置することで、アルバムにダイナミックな動きを加えています。最終ページには、思い出がやさしく余韻を残すような写真を選び、静かに終わる演出を施しています。
4. 検品・納品(2週間)
仕上がったアルバムは、専門スタッフが一冊一冊丁寧に検品します。印刷の色味や製本の仕上がり、ページの順序など細部にわたり確認し、品質に問題がないことを確かめます。特に、綴じ部分の強度やページのズレがないかを細かくチェックし、最高の状態でお客様のもとにお届けします。
仕上がったアルバムは、専門スタッフが一冊一冊丁寧に検品します。印刷の色味や製本の精度、ページの順序など細部にわたり確認し、品質に問題がないことを確かめます。
また、パッケージングにもこだわり、大切な思い出を守るための美しい包装でお届けします。
まとめ
クッキーナッツのアルバムは、単なる写真の集合ではなく、お客様の大切な思い出を「物語」として形にすることを大切にしています。そのため、写真選びから編集、プリント、製本、検品に至るまで、一切の妥協をせず、細部にわたってこだわり抜いています。
撮影の瞬間の空気感をそのままに、写真の流れを生かしたデザインと高品質な仕上げによって、お客様にとって一生もののアルバムをご提供することが私たちの使命です。
クッキーナッツが長年にわたりお客様に選ばれ続けている理由は、こうした細やかなこだわりと情熱にあります。
次回の「クッキーナッツが選ばれる理由」シリーズも、どうぞお楽しみに!
https://cookie-nuts.com/oideyo/photostudio/https://cookie-nuts.com/oideyo/wp-content/uploads/2025/03/0A8A7799-1024x768.jpghttps://cookie-nuts.com/oideyo/wp-content/uploads/2025/03/0A8A7799-150x150.jpgスタジオパパの長編ブログこんにちは、スタジオパパです。 「クッキーナッツが選ばれる理由」シリーズ第2弾として、今回は写真編集とアルバム制作へのこだわりについてお話しします。 ただし、アルバムについてお話しする前に、クッキーナッツの土台を支えた「ロケーション撮影」のエピソードを紹介させてください。 クッキーナッツの原点 ~ロケーション撮影と写真集への挑戦~ クッキーナッツ創業の7、8年前、私たちは近くの公園で「ベビー&キッズキャンペーン」という夏限定のロケーション撮影を行っていました。このキャンペーンは、初めは38名の参加者からスタートしましたが、後には512名もの参加者が集まる大イベントへと成長しました。その際、特に評判だったのが、私が自作した写真集です。 ロケーション撮影の舞台 ロケーション撮影の場所は、小田銀座商店街近くにあった「小田7丁目公園」を中心に、ときには幸区の「夢見ヶ崎公園」や鶴見区の「入船公園」などにも足を運びました。これらの公園はそれぞれ独特の魅力があり、親御さんや子どもたちに大変人気のスポットでした。 例えば、撮影は滑り台に集合するところから始まり、公園を1周する流れで進めました。1周するのにかかる時間は約20分。その間に撮影した写真をまとめて1冊の写真集を作成するスタイルでした。この短時間で完成度の高い写真集を作る手法は、多くのお客様に喜ばれました。 しかし、この舞台が決まったそもそものきっかけは意外な場面からでした。 小田7丁目公園で生まれたロケーション撮影のアイデア ある夏の日、1歳の男の子のお子さんをスタジオで撮影していたときのことです。私と私の母親で撮影を進めましたが、男の子は泣き出してしまいうまく撮れませんでした。当時、スタジオは締め切っていて暗く、また男性カメラマンの私と年配の母とで、きっと怖かったのでしょう。無理もありません。 そこで、お母さんに「普段よく遊んでいる場所はどこですか?」と尋ねたところ、「小田7丁目公園」とのこと。そこで、「それなら公園で撮影してみましょう!」と提案し、急遽ロケーション撮影を行うことになりました。 外に出ると、男の子はすぐに泣き止み、いつものように公園で遊び始めました。お砂場で夢中になったり、滑り台に挑戦したりと、楽しそうな表情を次々に見せてくれました。わずか30分足らずで、自然な笑顔や生き生きとした姿をたくさん撮影することができました。 この経験をきっかけに、「お子さんがリラックスして遊びながら撮影できる環境を作ることが大切なのではないか」と気づき、ロケーション撮影が撮影メニューに加わることになったのです。 全国1位に輝いた自作アルバム このアルバムは、**2007年度富士営業写真コンテスト アルバム部門で全国1位**を受賞しました。この受賞は、私たちにとって大きな励みとなり、アルバム制作への情熱をさらに深めるきっかけとなりました。 進化するアルバムデザイン この手のひらサイズの写真集は、次第にサイズアップし、形を変え、ページ数を増やしながら進化してきました。その結果、現在の3つのアルバム商品が誕生しました。 1. エクレール ~創業以来のロングセラー~ シンプルで洗練されたデザインと高い耐久性を誇るアルバムです。多くのお客様に世代を超えて愛され続けています。 お客様の声 「シンプルで飽きのこないデザインなので、リビングにも飾っています。家族みんなで楽しんでいます。」 2. シフォン ~表紙にサプライズのオフショットを加えた大人気アルバム~ ソフトタッチの表紙が特徴で、軽やかで親しみやすいデザインです。表紙にはサプライズとしてオフショットが加わり、特別感を演出します。 お客様の声 「普段見られない顔や手のアップが印象的で嬉しかったです。家族の自然な表情が収められていて、開くたびに笑顔になります。」 3. マドレーヌ ~A4サイズのスタンダードアルバム~ 日常の写真をまとめるのに最適な、使いやすいシンプルなデザインです。親しみやすいスタンダード商品として多くの方に支持されています。 写真編集のこだわり ~素の美しさを活かしながら、統一感を生み出す仕上げ~ 1. 写真の明るさと色調を自然に調和 撮影時の雰囲気をそのままに、明るさやコントラストを微調整します。例えば、室内の柔らかな光を活かしつつ、被写体が際立つように調整します。各ページが違和感なくつながるよう、色調を丁寧に整えます。 2. 写真本来の魅力を引き出す補正 余分な色かぶりを取り除き、写真の質感を損なわないように微調整します。例えば、白い衣装が黄ばんで見えないように整えたり、逆光で暗くなった表情を自然な明るさに仕上げます。 3. ページ全体のバランスを考えた配置 1枚の写真が際立つだけでなく、アルバム全体の流れがスムーズになるよう構成します。例えば、アクティブなシーンの後に静かなワンシーンを配置することで、リズムとストーリー性を生み出します。 アルバム制作のこだわり ~写真の流れを大切にするデザイン~ 1. インパクトのあるカットを表紙に 最も印象的な一枚を表紙に配置し、アルバムを開いた瞬間から惹きつけるデザインにしています。 2. 見開きページで動きを表現 例えば、子どもが走る姿やジャンプする瞬間など、連続した写真を見開きに配置することで、アルバムにダイナミックな動きを加えています。 3. 最終ページでフェイドアウトするイメージ写真を配置 アルバムの締めくくりとして、思い出がやさしく余韻を残すような写真を選び、静かに終わる演出を施しています。 4. 耐久性と品質にこだわる製本 長期間の保存を想定し、色褪せしにくい印刷技術と丈夫な製本を採用しています。 アルバム制作のプロセスと8週間の納期 クッキーナッツでは、お客様の大切な思い出を最高の形でお届けするため、以下のプロセスでアルバムを制作しています。 1. 撮影~写真選定(当日~1週間) 撮影後、当日のうちに専用ルームでお客様と一緒に写真を選び、アルバムに収めるカットを決定します。後日ご自宅でセレクトできるプランも人気です。 2. レタッチ~編集(2週間) 選定された写真は、撮影時の雰囲気をそのまま活かしながら、明るさや色調を微調整し、ページ全体がバランスよく統一されるよう配慮します。例えば、室内の柔らかな光を活かしつつ、被写体が際立つように調整します。また、余分な色かぶりを修正し、白い衣装が黄ばんで見えないよう整えたり、逆光で暗くなった表情を自然な明るさに仕上げます。さらに、1枚の写真が際立つだけでなく、アルバム全体の流れがスムーズになるよう構成し、アクティブなシーンの後に静かなワンシーンを配置することで、リズムとストーリー性を生み出します。 3. プリント・製本(3週間) 編集が完了したデータは、高品質なプリント技術を用いて印刷されます。長期間の保存を想定し、色褪せしにくい印刷技術と丈夫な製本を採用しています。アルバムの表紙には最も印象的な一枚を配置し、開いた瞬間から惹きつけるデザインにしています。見開きページでは、例えば子どもが走る姿やジャンプする瞬間など、連続した写真を配置することで、アルバムにダイナミックな動きを加えています。最終ページには、思い出がやさしく余韻を残すような写真を選び、静かに終わる演出を施しています。 4. 検品・納品(2週間) 仕上がったアルバムは、専門スタッフが一冊一冊丁寧に検品します。印刷の色味や製本の仕上がり、ページの順序など細部にわたり確認し、品質に問題がないことを確かめます。特に、綴じ部分の強度やページのズレがないかを細かくチェックし、最高の状態でお客様のもとにお届けします。 仕上がったアルバムは、専門スタッフが一冊一冊丁寧に検品します。印刷の色味や製本の精度、ページの順序など細部にわたり確認し、品質に問題がないことを確かめます。 また、パッケージングにもこだわり、大切な思い出を守るための美しい包装でお届けします。 まとめ クッキーナッツのアルバムは、単なる写真の集合ではなく、お客様の大切な思い出を「物語」として形にすることを大切にしています。そのため、写真選びから編集、プリント、製本、検品に至るまで、一切の妥協をせず、細部にわたってこだわり抜いています。 撮影の瞬間の空気感をそのままに、写真の流れを生かしたデザインと高品質な仕上げによって、お客様にとって一生もののアルバムをご提供することが私たちの使命です。 クッキーナッツが長年にわたりお客様に選ばれ続けている理由は、こうした細やかなこだわりと情熱にあります。 次回の「クッキーナッツが選ばれる理由」シリーズも、どうぞお楽しみに! クッキーナッツのホームページはこちら ご予約はこちらからcookie-nuts webmaster@inatsugu.comAdministratorおいでよ!クッキーナッツ 川崎本店ブログ
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